キャベツをカットした状態で保存していると、切り口が黒くなることがありませんか？これって食べれるの？と、ちょっと気になりますよね。
この記事では、切り口が黒くなっているキャベツを見つけたときにどうすればいいのか、その対処方法をご紹介します！
キャベツの切り口が黒いと食べられないの？
キャベツの黒い部分を見つけたときに一番気になるのは、食べれるのか？食べられないのか？ということではないでしょうか。
今回はその見分け方と共に解説していきます。
基本的に問題なし
切り口の黒いキャベツを見つけたら驚くかもしれませんが、基本的には問題ありません。
温度変化や環境により変色してしまったものなので、気になる場合は黒い部分だけ取り除いて使いましょう。
茶色くてべとつくものは腐敗なのでNG
切り口が黒いのは問題ありませんが、茶色くてべとつく場合は腐敗が進んでいる状態なのでNG！
もったいないですが処分しましょう。
キャベツの切り口が黒くなる理由は？
茶色く腐敗しているわけではない場合、食べられることがわかりました。
では、腐っているわけではないのに、なぜキャベツの切り口は黒くなるのでしょうか？
ポリフェノールの酸化が主な原因
キャベツの切り口が黒くなる原因はポリフェノールの酸化によるものです。
皮をむいたりんごが、時間がたつと黒くなるのと同じ原理です。
気になる場合は、黒くなった部分だけ取り除けばOKです。
黒いのは空気に触れる表面だけなので、カットすればキレイになります。
黒い斑点はカビではない
キャベツに黒い斑点ができる場合もありますが、黒い斑点はカビではなく、ポリフェノールの一種なので食べても問題ありません。
キャベツに黒い斑点がつく理由は2つあります。
①ゴマ症：天候不順や温度変化によりキャベツにストレスが掛った状態です。窒素の過剰摂取により、ポリフェノールが変色してしまいます。
②凍害：冬のキャベツに多いのがこちら。葉の水滴が凍って、温度変化に水滴が溶けたときに黒くなります。
芯や芯の周辺の変色は大丈夫？
切り口だけじゃなく、カットしたときに芯や芯の周辺の色が違うこともあると思います。
そんなときはどうすればいいのでしょうか？
甘くなっているサインだから大丈夫
芯や芯の周辺が紫に変色しているのを見つけたときは、キャベツが寒さから身を守るために糖をためている状態です。
紫色はポリフェノールの一種・アントシアニンが生成された色。
つまり甘くなっているサインなので、おいしくいただくチャンスです！
キャベツが変色しないようにする方法
できれば変色していないキャベツを選びたいですよね。
お店で選ぶときにコツがあります。
また、おうちで保存する時に気をつけることで保存時に黒くなるのを防ぐことができます。
新鮮なキャベツを選ぶ
キャベツを選ぶときは、葉がしっかり巻いてあるずっしりと重いものを選びましょう。
両手で持ってみるとわかりやすいですよ。
春キャベツを選ぶときは葉がふわっと巻いてある方がいいです。
切り口を空気に触れさせない
保存するときには切り口を空気に触れないようにします。
できれば玉の状態で購入するのがおすすめです。
1人暮らしなどで、カットキャベツを買う場合は、濡れたキッチンペーパーや新聞紙で切り口に空気が触れないようにして、ポリ袋に入れて冷蔵庫に入れます。
芯をくりぬいて、ぬらしたキッチンペーパーを詰めるとさらに良いです。
余ったキャベツを簡単に美味しくするレシピ
あまったキャベツをどうにかしたい！そんなときに簡単に作れる便利なレシピをご紹介します。
キャベツの外の葉はシャキッとかたく、芯に近くなると甘く柔らかい葉になるので、レシピによってお好みで使い分けるのがオススメです。
混ぜるだけ！やみつきになるおつまみキャベツ
材料：
キャベツ100ｇ（キャベツの葉2枚程度）
塩昆布 2つかみ
いりごま 2つかみ
A)おろしニンニク チューブで２㎝程度
A)ごま油 小さじ１
A)醤油 小さじ1/2
A)塩 ひとつまみ
作り方：
① ボールにAの材料を混ぜ合わせてなじませます
② キャベツを手でちぎり①のボウルに入れます
③ 塩昆布・いりごまを入れて混ぜ合わせます
キャベツは生でいただくことで、ビタミンC・ビタミンU・ビタミンKその他のたくさんの栄養素がそのまま摂取できます。
一品足りないときにぜひ作ってみて下さい。
レンジで超簡単！美味しいキャベツ蒸し
材料：
キャベツ100ｇ（キャベツの葉2枚程度）
オリーブオイル 小さじ１
塩・こしょう
作り方：
①キャベツを5㎝角にカットします。
② 塩をふって電子レンジで温めます。（600W 1分半程度）
③オリーブオイルと塩こしょうをかけて混ぜ合わせます。
キャベツは火を通すとかさが減るのでたくさん食べられます。
ちょっと野菜が足りないなというときにおすすめですよ。
【まとめ】
キャベツの切り口が黒いのを見ると「ぎょっ」っと驚くかもしれませんが、茶色く腐敗していなければ食べられます。
むしろ、甘いキャベツのサインだなんてびっくりですね！
キャベツは生で食べることで、水に溶けやすいビタミンCなどもそのまま摂取できます。
他の栄養素もたくさん含まれているので、ぜひ余さずに食べてくださいね。
