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家賃のシミュレーションのやり方は?一人暮らしだとどうなる?収入や手取り別の生活費についても解説

憧れの一人暮らしをすることになったとき、家賃にどれくらいかければいいのかは気になるところかと思います。
家賃シミュレーションをして、生活にどれくらいのお金がかかるのかを考えてみましょう。

家賃は収入ではなく手取りから考える!

一人暮らしの生計を考えるときに、家賃は一番大きな割合を占めます。
できるだけ、家計を圧迫することなく予算を決めたいところですよね。

その時、「収入」ではなく「手取り」で家賃を考えていきます。

手取り額は収入の約80%になる

会社員のお給料やフリーランスの報酬は「収入」に分類されます。

「手取り」とは

・所得税
・住民税
・社会保険料
・厚生年金

これらの税金が引かれて手元に残ったお金のことを指します。

手取り額は収入のおよそ80%になります。

家賃の他にかかる生活費

家計を考えると、家賃の他に様々な生活費がかかることに気づきます。
生活費にはいろんな項目があるので、削れるもの、必要なものなどを書き出して、うまく調整しましょう。

・食費(自炊・外食)
・水道・光熱費(ガス・電気)
・通信費(携帯電話・Wi-Fi)
・交通費(車や電車・バス)
・娯楽・交際費(本・カラオケや映画・毎月のサブスクリプション・知人との食事など)
・美容・衣類費(美容院・服・コスメなど)
・医療費(歯医者や内科など)
・日用品費(洗剤やトイレットペーパーなど)
・雑費(その他)
・貯金

私たちの生活には家賃以外にも数多くの出費が考えられます。

手取りの3割以下が家賃の理想

安定した生活を送るための理想の家賃は手取りの3分の1と言われています。

部屋の住みやすさを重視するあまり、自分の収入に見合わない家賃の家を選んでしまうと日々の金銭面で苦しくなってきます。
家賃は毎月発生するので、節約ができません。
生活に支障なく、程よく住みよい物件を探すとなると、家賃は手取りの3割程度が適切と言えるでしょう。

 

一人暮らしの手取り別の家賃・生活費シミュレーション

それではイメージしやすくするために、手取り別の家賃・生活費のシミュレーションを見ていきましょう。

手取り金額が16万円の場合

手取り16万円の場合、3割で考えたときの家賃は4.8万円となります。
4~5万円を家賃の目安にするとよいでしょう。

【狭めのワンルーム】
手取り:16万円
家賃:4万円
水道・光熱費:1.1万円
通信費:1.2万円

16万円から固定費の6.3万円を差し引くと9.7万円となります。
ここから「食費」や「医療費」「娯楽費」「交際費」「日用品費」などを差し引いていきます。

家賃を4万円程度で抑えると、将来の貯金にあてる金額を確保できます。

手取り金額が20万円の場合

手取り20万円の場合、30%で考えた家賃は6万円になります。
少し広いワンルームもしくは1Kが適切です。

【広いワンルームか1K】
手取り:20万円
家賃:6万円
水道・光熱費:1.1万円
通信費:1.2万円

20万円から固定費の8,3万円を引くと11.7万円です。
ここからそのほかの生活費を差し引くと、先ほどのワンルームに比べて少し余裕があるといえるでしょう。

手取り金額が28万円の場合

手取り28万円を30%で考えると8.4万円となります。
生活スペースとキッチンを別にした「1DK」がおすすめです。

【1DK】
手取りが28万円
家賃:8万円
水道・光熱費:1.3万円
通信費:1.2万円

1DKはワンルームや1Kに比べて部屋が広いため、わずかですが光熱費が高くなる傾向にあります。
28万円から固定費の10.5万円を引くと17.5万円です。
ここから食費や娯楽費、貯金を差し引いても比較的余裕があるため、気持ちにゆとりが持てるでしょう。
貯金をして将来設計もできますね。

手取り金額が35万円の場合

手取りが35万円のときの30%は10.5万円になります。
1LDKや2LDKにも住めるでしょう。
しかし、主要駅付近に住むとなると、1LDKでも少し部屋が狭くなってしまう可能性があります。
地域差もあるため、事前に物件の広さを確認してくださいね。

手取り:35万円
家賃:10万円
水道・光熱費:1.5万円
通信費:1.2万円

部屋が広くなるうえに部屋が1つ増えるため、光熱費が高くなります。

35万円から固定費の17万円を差し引くと18万円が生活費として使えます。
かなり余裕を持った暮らしができるでしょう。

1LDKと2LDKのどちらを選択するかは、部屋の広さや立地など自身の好みで選べます。

 

家賃をシミュレーションするときの注意点

手取りから家賃をシミュレーションするときに、気をつけることがあります。
後から困らないためにも頭の片隅に置いておいてくださいね。

ボーナスについては考慮しない

会社員は毎月の給料と別に、年に2回程度のボーナスが支給されることが多いです。
ところが、ボーナスは業績に左右されることも多く、金額は不安定と言われています。

不安定な項目を毎月の固定出費にあてるのはおすすめしません。
ボーナスは臨時収入として貯金する、ちょっと豪華に遊ぶなどのお楽しみに使うとよいでしょう。

生活費の計算後に家賃を設定する

家賃シミュレーションをするときは、最初に生活費の予算を立てましょう。
固定費を除き、臨時出費にも対応できることを想定してから家賃の金額を決めると無理のないやりくりができます。

貯蓄をするなら手取りの約2割に

将来に向けて貯蓄を検討している人は、家賃を手取りの20%に抑えるのも1つの方法です。
生活の質は守りつつ、少しでも貯蓄にまわすことができます。

二人暮らしでも将来に向けて抑えめに

同棲の場合、2人で支払うのだから少しくらい高い家賃でも大丈夫だろうと考えがちです。
しかし同棲だからこそ将来の「出産」「育児」を見据えて、家賃を抑えめにして貯蓄にまわすとよいでしょう。

 

それでも家賃を決められないときは?

実は家賃は、年間に50万から100万円の出費になるため、安易に決めるのは危険です。
イメージがわきにくい、不安だなと感じる時には、一人で悩まずに誰かに相談をしてみましょう。

近くの不動産屋に相談!

住みたい場所の近くの不動産屋さんに相談してみましょう。
思わぬ物件情報が得られたり、家賃交渉ができるかもしれません。
家賃の悩みはプロに聞くのが一番です。

シミュレーションしてくれるサイトの紹介

地域や予算を入力して、ネットであなたに合った家賃のお住まいを探してくれるサイトがあります。

ゼロすむ
https://zerosumu.com/rent-simulation

LINE登録者数28万人突破のこちらのサイトは、家賃に悩むあなたに初期費用0で入居できるおうちを紹介してくれます。
初期費用分は毎月の家賃で分散して支払うので、一括でまとまった額を払えないという人におすすめです。

 

まとめ

毎月、決まった額の収入があればなんとかなりそうな気がする家賃ですが、一人暮らしを考えるときこそ家賃シミュレーションをしてみましょう。

自分の手取りでどのくらいやっていけるのか試算することはとても大切です。
一人暮らしの生活の質にもつながっていくので、この記事が参考になれば嬉しいです。

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