料理をするときに人参を出してみたら、ぶよぶよしていると感じることはありませんか?
人参は3本まとめて売られていることが多く、冷蔵庫の奥の方に埋もれていきがちですよね。
購入してから数日経っていた場合、「食べられるのかな?」「腐っていないかな?」と気になることがあるかと思います。
今回はぶよぶよの人参が食べられるのか、どうやって保存すればぶよぶよにならないのかを調べましたのでご紹介しますね。
柔らかくなった人参は食べられる?
使おうと思った人参が柔らかいと、調理するのに躊躇するかと思います。
そもそも食べられるのでしょうか?
ぶよぶよの人参でも食べて大丈夫
ぶよぶよの人参は「食べても大丈夫」です。
腐っているわけではないので食べられます。
しかし、食感が良くないので生食よりも火を通す料理に使うのがおすすめです。
柔らかくなる理由は水分不足
人参がぶよぶよと柔らかくなってしまう理由は水分不足です。
土の中で育った人参は、土を落とすときに皮をうすく削るため、水分が抜けやすい状態になっています。
食べられない人参を見分ける方法
柔らかくなった人参が食べられるなら、食べられない人参とはどんな状態なのでしょうか。
・酸っぱい匂いがする
・ぬめりがある
・黒や茶色に変色している
・カビが生えている
こんな人参は腐っていますので、残念ですが廃棄しましょう。
柔らかくなった人参を復活させる方法
ぶよぶよとした人参が食べられることはわかったけど、食感がよくないのはちょっと残念ですよね。
復活させることはできないのでしょうか?
不足した水分を補えばOK
柔らかくなってしまった理由が「水分不足」なので、水分を補えば復活させることができます。
<人参が復活する方法>
① コップやボウルに水を入れる
② 人参の葉の生える部分を水に浸す
③ 1日程度放置する
完全ではありませんが、これでかなり復活します。
しなびた花に水をやると元気を取り戻すのと同じですね。
人参を正しく保存する方法
人参が水分不足にならないために、どのようなことに気をつけて保存をすればいいのでしょうか。
乾燥・高温多湿にならないように
乾燥と高温多湿にならないように冷蔵庫での保管がおすすめです。
買った時に入っている袋は空気穴が開いていることがあるので、ポリ袋やジップロックに入れ替え、しっかりと空気を抜いて袋の口を閉じます。
これで1週間~10日程度日持ちします。
さらに長く保存したい場合は、新聞紙やラップでくるんで結露を防ぐと1ヶ月程度保存が可能です。
季節ごとの保存方法
人参を保管するのに適切な温度は5℃前後です。
季節によって保存方法を変えるといいですね。
・春、夏の室温が高いときは新聞紙やラップで包んで冷蔵庫に保存
・秋、冬の室温が低いときは新聞紙に包んで冷暗所(風通しのいい場所)で保存
冷凍保存なら季節は関係なし
たくさん買ってしまった時や、使い切れないときは冷凍での保存が可能です。
冷凍保存は、人参を腐らせたりぶよぶよにならないようにしたりするだけでなく、調理の時短にもなるので使い分けてみてください。
<短冊切り・輪切り・いちょう切り>
薄くスライスする場合は、好みの形にカットしてからジップロックに入れて冷凍します。
使うときに必要な分だけ取り出して、そのまま火を通して調理します。
<乱切り>
乱切りは下ゆでしてから冷凍します。
分厚いため、冷凍すると凍りにくく溶けにくいので火が通るのに時間がかかります。
くしを強めにさして刺さる程度にゆでておくと、調理がしやすくなります。
柔らかくなった人参を活用するレシピ
人参がぶよぶよになってしまっても、火を通せば大丈夫。
食感を気にせずに、おいしくいただくことができるレシピをご紹介します。
どんな人参でも美味しくなる人参のポタージュ
抗酸化作用のあるカロテンたっぷりのの人参のスープ。
鮮やかなオレンジ色が食卓を彩ります。
<材料>
人参 300g
水 100~200g
牛乳 300~500g
バター 10g
コンソメ 1個
塩こしょう
<作り方>
① 鍋に一口大に切った人参とバターを入れて炒める
② 水とコンソメを入れて煮る
③ 人参が柔らかくなったらミキサーにかける
④ 鍋に戻し牛乳を入れてなじませる(弱火で沸騰前に火を止める)
⑤ 塩こしょうで味を整える
ゆかりで味付け!簡単人参炒め
ゆかりを使った洋風サラダのような一品です。
火を通しているのでカサが減り、人参をたくさん食べられますよ。
<材料>
人参 1本
玉ねぎ 1/2個
オリーブオイル 大さじ1.5
ゆかり 大さじ1.5
<作り方>
① 人参と玉ねぎは薄く千切りする(スライサーがあると便利。火の通りも速いです)
② オリーブオイルで炒める
③ 人参が柔らかくなり、玉ねぎが透明になったらゆかりを加えて炒める
④ お皿に盛り付ける
パンチが欲しいときはニンニクチューブを加えてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
冷蔵庫で眠っていた人参がぶよぶよだと驚くかもしれませんが、意外にも食べられることがわかりましたね。
復活させて調理することも可能です。
保存に気をつけることで、さらに長持ちさせることもできるので、この記事を参考においしく人参を食べてくださいね。