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家庭用消火器の必要性ってある?買うならどこで?使用期限は?設置義務や選び方について解説

近年の大雨や地震による災害から身を守るために、防災を意識する人が増えましたね。
今回は、消火の際に使う消火器について、家庭用の消火器が必要なのか、どこで買えるのかを調べましたのでご紹介します。

家庭用消火器の必要性ってある?

学校や公共施設など、いろんなところに置いてある消火器。

家庭にも消火器を設置するとなると、重くて場所を取るので邪魔に感じます。
家庭用消火器って必要あるのでしょうか?

初期段階の消火で命を守れる!

現在、一般家庭での消火器の設置義務はありませんが、家庭内で火災が起きたときに、初期消火をすることで、命を守ることができます。

火事に気づいてすくに消火に取りかかることができれば、燃え広がるのを食い止めることができますし、近隣住民への被害も最低限に抑えることができます。

世間の防災意識が高まったことにより、女性やお年寄りでも扱いやすい軽量な家庭用消火器が開発されていますので、設置を検討してみましょう。

家庭の一般的な出火原因は?

火災は主に3つに分けられます。

普通火災:紙や木くずが燃える
油火災:ストーブや揚げ物から発火する
電気火災:電化製品から起こる

近年の住宅火災の原因の上位は、台所の「コンロ」、リビングや寝室の「たばこ」「ストーブ」、そして「放火」です。

家庭の火災は主に「忘れる」ことや「放置すること」が原因になっています。

 

色々な種類の家庭用消火器と選び方

家に消火器を置くスペースなんてないと思うかもしれませんが、家庭用の消火器には様々な種類があり、安いものなら数千円で売られています。
ホームセンターやインターネットで購入可能です。

消火器は「消火剤」によっていろんな種類があります。

設置場所やどんな火災に備えたいかによって使い分けるといいですね。

粉末タイプ

ピンクの粉状の消火剤を照射するタイプの消火器です。
一般的な消火器はこのタイプで、どの火災にも対応でき速効性があります。
現場がピンクの粉まみれになり、後片付けが大変というデメリットがあります。

液体タイプ

液体の消火剤を噴射するタイプの消火器のことです。
冷却効果や浸透性に優れ、再燃しにくいのが特徴です。
油の火災に効果的で、キッチンの設置に向いています。

エアゾールタイプ

消火剤をガスの圧縮により発射するタイプで、消火器の補助としての役割を果たす効果が大きいです。

ヘアスプレーなどのスプレー商品と同じ構造なので、小さく軽量でお子様やお年寄りに扱いやすいです。
買い置きしても場所を取らないのが魅力です。

投てきタイプ

消火剤の入ったボトルやボールを投げて消火するタイプで、消火器の補助として使うのがおすすめです。
燃える火に向かってボトルやボールを投げ込むだけなので、力のない女性や子供、お年寄りでも簡単に扱えるのが特徴です。

 

家庭用消火器の期限は?

消化器を置いているお家の多くでは、一度買って置いた後は点検もしていないことがあると思います。
家庭用消火器の安全管理はどのようにすればいいのでしょうか?使用期限などはあるのでしょうか?

5年が目安だがよく確認を

液剤の交換が5年目安、容器の耐久性は8年と言われています。
使用期限が記載されていますので、期限が過ぎたら新しいものと交換しましょう。

新しい消火器を購入すると、古い消火器を無料で引き取ってくれるホームセンターもあります。

点検は最低でも半年に一回

業務用の消火器には6ヶ月に1度点検をすることが消防法で義務づけられています。

家庭用の消火器には点検義務はありませんが、いざというときに安全に使うために、半年に1度は点検することをおすすめします。

廃棄するときは特定窓口へ

消火器を捨てるとき、「一般ゴミ」として出すことができません。
販売店や専門業者で回収するように指定されています。

「消火器リサイクル推進センター」のサイトで全国の特定窓口が検索できます。
回収、お持ち込みの際は、事前にお問い合わせしてくださいね。

エアゾールタイプのスプレー缶はガスを完全に抜いて、自治体のルールにそって廃棄してください。

 

まとめ

消火器といえばお店や公共施設で見るものだと思っていましたが、今は家庭に設置する時代です。
火災は、いつ何が原因で起こるかわかりません。

家庭用消火器はおしゃれでコンパクトなものもありますので、いざというときに消火活動ができるように備えておきましょう。

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